Digital archive of Japan's design masterpieces
世界中に流通するデジタルデータは半ば無制御で、作り手の意図が置き去りにされている現実があります。私たちは建築・インテリアのビジュアライゼーションを通じて、この問題の根本と向き合ってきました。
——リアルで表現豊かなビジュアルの奥底で、そこに佇む要素それぞれのアイデンティティが曖昧にされ、放置され続けていることへの複雑な感情。ひとつひとつのものには理由があり、文脈があり、そして確かなアイデンティティが存在しています。


現実と同じように、作り手へのリスペクトや配慮と、専門知識を持つ機関による丁寧なバーチャルアーカイブによって、それらが明確に集まる場所を創る。
オフィシャルを掲げることで先手を打ち、ブランド棄損の可能性を下げる。意図していないデジタルデータの流通を完全に無くすことは難しくても、正しい選択肢を提示することで業界全体をより良い方向に導けると信じています。
まずは私たちが生まれ育ったこの日本のものから始めていきます。